フッ軽オタクが行く青春18きっぷの旅 2020年冬 その②栃木・日光~憧れの東照宮〜
青春18きっぷを使用して、今度は日光に行ってきました。
前回の横川旅のブログはこちら☟
小学校が関東じゃなかったのでこれまで日光どころか栃木も未上陸だったんですが、生きてるうちに絶対日光東照宮行きたいんだよな!!とずっと思っていたので、18きっぷがまだ存在しているうちに*1行ってきました!
めちゃくちゃよかったよ、日光!
青春18きっぷはJR全線1日乗り放題なわけですが、日光は都内からだと東武線が時間もお金もお得です。しかしJRからだと宇都宮乗換だから帰りに餃子が食べられるんだよね。さらに言うと宇都宮は大谷資料館に以前からとても行きたかったので、ついでに行けたりしないかな??などと思ってました。今回の旅で行きたいなと思っていた所☟
・日光東照宮(本命)
・明智平
・華厳の滝、中禅寺湖(ついでに温泉も入れたら入りたい)
・大谷資料館(時間があれば)
戦場ヶ原も行きたいけど、さすがに無理だろうな~次回行こう。。。と、一人だしサクサク見るとは言え、どれくらい見学に時間がかかるかわからないし、通常の日光は混雑でバスも遅延しまくりと聞くので、細かい旅程は当日の雰囲気で変えていこう~と出発しました。せめて営業日くらいは見ようね。(今回の反省点)
■6:41~8:18 東京駅→宇都宮駅
5:30地元を出発し東京駅には6:22着。朝食は東京駅の駅弁屋で購入。天むすが好きなので値段と中身見ずに買ったんですが、量が多かった…。朝食を食べたかったのと、コロナ禍で移動が少ないとは言え近距離なので帰省もあるのでは?と考え、今回もグリーン車に乗ります。
前回の横川から日が経っておらず、防寒対策については前回とほぼ同じ装備でした。が、東京駅のホームでじっと待ってても全然寒くない!寒さを感じない!!東京やっぱあったかいな!iPhoneの天気アプリで現在の気温を確認すると6時台でも5度ありました。
上野東京ライン(快速ラビット)で宇都宮へ。グリーン車はガラガラでした。
8:18宇都宮着。宇都宮、寒ッ!!!!!
さっきと同じ天気アプリを確認すると、8時台でも2度でした。*2
乗換時間が長いのでトイレを済ませ、お土産物など見つつ日光線に乗り換えます。帰り絶対レモン牛乳買おう。
日光線は観光列車のいろはでした!2時間に1本くらいのペースで走ってるんだったかな、全然チェックしてなかったんですが乗れてラッキーでした~^^JRでの日光利用客がそもそも少ないこともありますが、車内はやっぱりガラガラでした。日光とはいえ、流石に帰省も観光もあんまりいないんですね…。
外国人観光客向けの日光観光地が車内の中吊り広告に出てたんですが、そこに掲載されてた憾満ヶ淵の写真が猛烈に気になる。えっ…お館様歩いてなかったこんなとこ…?(そうかな?)あらゆる場所を聖地だと思える都合のいいオタクなので行きたい場所リストに速攻入れました。調べたら東照宮からすぐじゃないの(徒歩20分)。参拝後に行くぞ~
■9:23 JR日光駅着
日光!!!!めちゃくちゃ日光!!すでに酸素が薄い感じがする!
駅舎がレトロでした~!駅前から見える山の雄大なこと…山ってテンション上がるね!
中禅寺温泉フリーパス(2100円)を購入。2日間有効の東武バスフリーきっぷ。1日利用なのがもったいないですが、華厳の滝のある中禅寺温泉まで行って帰るだけで元が取れます。バスの時間まで少しあったので駅の2階をちょっと見たよ。浪漫だね~
■9:32~10:20 JR日光~中禅寺温泉
途中から曇り予報だったので、晴れてる朝一で明智平に行くゾ~!とウキウキしながらバスに乗り込みつつ、念のため運転手さんに「明智平ロープウェイってとまりますか?」と確認します。えっ…て顔した運転手さんから「とまりますけど、運休してますよ…」とお答えが。マ?
スマホで調べると28~31日は運休でした。マジかよ。ちゃんと調べとけよ私。
己を責めても仕方ないので切り替え、ロープウェイ素通りして華厳の滝を目指すことに。途中通ったいろは坂の「親の仇か?」というほど繰り返される急カーブに、胃の中で天むすが暴れ狂いました。先人のブログで書いてたのに酔い止め飲んでこなかった自分を呪った。イニD過ぎんだろ…ていうかイニDはこんな坂でレースしてんの?迷惑どころの話じゃないよ、死ぬよ。これが帰りもあるのかよ…。でも道中の眺めは最高でした!
また、バスはこの時もそれ以外も、いつ乗ってもガラガラで定刻通りの運行でした。
■10:20 中禅寺温泉バス停着
バス停から5分程で華厳の滝です。道中の眺めが素晴らしい。
標高が1300mくらいなので雪が積もりまくってました。滑る。冬だし、山だし、朝だし、空気が澄んでいてとても気持ちよかったです。寒いっちゃ寒いけどピリッとした冬の朝の寒さで、車酔いしていた体に気持ち良かったです。*3
すごーーーーーーい!!めっちゃ滝!!滝ってテンション上がりますよね。
周囲の山々も雄大。最高。10分くらいボケーっと眺めてました。
エレベーターでさらに近くへ行くこともできるそうなのですが、先人たちのブログを見るに500円ほど払って見るほどでも…とのことだったのでパス。
明智平断念したので、空いた時間で中禅寺温泉にひとっぷろ浴びに行こうかなと向かいます。中禅寺って聞くと京極堂が出てきちゃうね、百鬼夜行シリーズ通ってるから。
中禅寺湖がとにかく美しかったです。水質が透き通ってる。空も広く、空気も綺麗で、全体的に透明感がありました。こりゃー湯葉も美味いはずだよ。ここで日光の湯葉を食べる事を心に誓います。ついでにコーヒーとかも飲みたいなあ。
バスの中で酔いに苛まれながら調べた日帰り温泉へ行くも掃除中で入浴できず…。。他の日帰り温泉も軒並み営業時間外でした。だから調べようよ。バスの時間を確認すると中禅寺温泉11:00発のバスがあったため急いで戻ります。お腹が空いてきたので戻ってお昼にします。
■11:31 神橋
事前に調べていた行きたいご飯屋さんが軒並み東照宮そばだったので西参道で下車するつもりが、親の仇のいろは坂で猛烈な吐き気に苛まれているうちに乗り過ごしました。同じくピックアップしていた湯葉のお店が神橋のバス停近くだったのでそちらを目指すことに。神橋と書いてしんきょうと読みます。
ところが行くつもりだったお店も定休日でした。己の学習しなさにドン引きしてる。
参道近くのごはんやさんに行こう…と移動していると、途中に和み茶屋さんというよさげなお店を発見。検索かけると評判よさそうだったし湯葉の御膳だったので、こちらに立ち寄りました。満席で12時過ぎには席が空くそう、周囲をぶらぶらしてから来ますと予約をして、和み茶屋さんの軒先に貼られていた情報誌に記載のあったお饅頭屋さんへ行きます。
湯沢屋さん。文化元年創業(なんと200年前)。その頃には一般の町人も日光詣として参拝するようになり、そうした庶民に饅頭を売り始めたのが湯沢屋の起源とのこと(公式より)。手間をかけた酒饅頭が有名で、歴史がとても古いです。水ようかんも美味しそうだったのでセットで頼みました。これからご飯食べるのに正気か?*4
外が寒いので緑茶がとってもおいしかった…。酒饅頭は蒸したてホカホカ、水ようかんもトゥルトゥルで美味しかったです~。お饅頭も水ようかんも素材の味がしっかりしていて、無駄な味を省いている好きな味でした。自分用のお土産に買えばよかった~。
そうこうしてるうちに12時過ぎたので再び和み茶屋さんへ。湯葉御膳をいただきます。
念願の日光の湯葉!!!全部美味しかった…。特に生湯葉と、湯葉の唐辛子挟み揚げと、レンコンの挟み揚げがすごくおいしかった…。どうやら通常は他にもメニューがあるようなのですが、コロナ禍で接触を減らすために御膳のみの提供のよう。デザートまでしっかりいただき、腹がはちきれそうになりながら二社一寺(東照宮、二荒山神社、輪王寺)へ向かいます。
道中神橋を横目に見ます。近くで見ようとすると入場料いるんだね。
参詣所はぐっと固まっています。現在地から一番近い輪王寺総本山 三仏堂から詣でました。
デカい。
近くに宝物庫とか色々あったんですが、それぞれ拝観料がかかって切りが無いため詣でるだけにしておきます。*5
この日御朱印帳を持ってくることを完全に忘れていたんですが、せっかくなら東照宮の平成大修理記念の御朱印帳を購入しようと考え、ここでは御朱印はいただきませんでした。
木がデカい。パワースポットってこういうのをいうのね…。とにかくすごかった…。こんな美しく威厳と気に満ちた参道を、徳川家は使ってたんだなあ~~…と感慨深くなります。ここら辺の歴史予習してきてないんで違うかもしれんけど。すごかった。(語彙力…)
この参道いつも人がすごいみたいなので、本当に今回は参拝者が少ないんだな…と思いました。ソーシャルディスタンス保ててよかったし、人が少ない分より空気が澄んでいたように感じた。気持ち良かったです。
チケットを購入し中に入ります。拝観料は1200円とちょっとお高め。比較するのもアレだけど、清水寺は400円とかだからな…。さすがにチケット売り場は並んでいて人が密集してました。コロナが無い通常営業の日だとどんな混雑なんだろう。
どこを見ても視界に入ってくるものがド派手でした。徳川…江戸…。そりゃこんなド派手だったら修繕費とかバカにならんだろうし、拝観料も高めになるか。
有名なおさるさん。サルや猫に限らず、いろんな動物がいました。
この鳥居から陽明門が収まって見える位置の石畳が東照宮パワースポットその①北辰の道の起点なんだとか。
なんかもうとにかく派手だった。すごい豪奢。
坂下門の有名な眠り猫を写真に収めつつ(小さい小さいとは聞いてたけど本当に小さかった)、奥社の東照大権現(徳川家康)の墓へ向かいます。
ねえ、ここの階段ほんとすごかったんだけど、なんで誰も脅してくれなかったの?
階段がもうとにかくすごい。前歩いてるご婦人がハイヒールのブーツで、ワンちゃん小脇に抱えて階段上ってたんですけど、正気か?最初はまあ平気なんだけど、多分通常の階段3階分くらいを超えたあたりから脚がガクッと重くなる。歩くのは好きだけど階段が嫌いで、普段とにかく避けて通ってきたツケが回ってきた。エグイ。マジで翌日までここの疲労が残った。久しぶりに筋肉痛になった。寒いはずなのに汗が止まらず、息が苦しくてマスクを流石にずらしました。酸素?汗?結露?でマスクぐっしょぐしょになってた。登りきった時の達成感がすごかったです。普段階段昇り降りしてる人からしたらこんな程度で…と思われるかもしれませんが、肉体年齢多分52歳くらいのオタクだから大目に見てほしい。
苦しさを紛らわそうとペットボトルのお茶を取り出すと、ペットボトルがべっこべこになってた。えっ…。それもそのはず、東照宮は標高634mで、その高さ東京スカイツリーと同じなんですね。上の階層の展望台もアベンジャーズコラボの時登りましたが、その展望台よりもさらに高いからね。多分家康の墓は階段登ってる分さらに高い。
酸素の薄さと階段のエグさで意識朦朧としながら、権現の墓をぐるっと回ります。ここが東照宮パワースポットその②奥宮宝塔(家康の墓)、なんですがもう「ここが家康の墓か~!ゴンゲ~~ン」などと余韻に浸る体力もありませんでした。元気があって友達と一緒なら、戦国BASARA3の家康のごっこ遊びなどしたかった所ですができず…。断念。
階段を降りる時、すれ違う人々が登りはじめは元気に話したり笑ったりしているのに、頂上に近付くにつれ息が浅く、無言になっていく様を見て己を見ているようだった。みんなガンバ。途中巫女さんとすれ違いましたが、日々のお勤めなのであの寒そうなお姿で涼しい顔してスイスイ階段登っておられて改めて神職を尊敬するのであった。
靴を脱いで拝殿・本殿に上がります。
拝殿・本殿内部は撮影禁止のため、手前の唐門からの写真のみ。
内部がとにかく素晴らしかったです。ここを拝むためなら1200円の拝観料も安いなと思いました。広くは無く、むしろ狭いのですが所狭しと装飾が施されていて荘厳。これだけ装飾だらけでも俗っぽくはなく清らかな空気が流れていて、心が落ち着きました。ちょっとトルコのモスクを思い出した。もう少し広くて観光地然としてなければ座ってぼーっとしたかったな…。
拝殿では徳川家の印籠が売られてました。私が徳川のオタクなら垂涎のグッズだらけでしたが、残念ながら私は石田と宇喜多の女なので…。。。
御朱印帳もいただきました。赤色は平成の大修理完了記念の限定色だそう。綺麗だね。
本地堂内部へ。こちらも内部は撮影禁止。鳴竜の説明を受け、自身の年の仏様に手を合わせました。ここもぞろぞろ団体になって説明を聞くため、結構密だった。
念願の東照宮を14:00には詣で終わり、隣の二荒山神社へ移動します。
東照宮から二荒山神社へ通じる参道が東照宮パワースポットその③上神道だそうです。めちゃくちゃ気持ちよかった。木がデカい。なんでこんな木デカいの?本当に気持ち良かったのでまた通りたいです。いい気が流れてるんだな~。
二荒山神社は縁結びの神社だそうな。2021年もこれまで以上に良縁に恵まれますように、と詣でます。今回御朱印は感染症対策もあってほとんどが予め用意された紙を渡される形式だったんですが、二荒山神社は直接書いて下さいました。どちらにしろありがたい物ですが、やっぱり直接書いていただくとよりありがたみを感じますな。
二荒山神社から下って輪王寺 常行堂へ。(写真撮り忘れた)孔雀に乗った如来像がご本尊。オリジナルのお線香がとてもいい香りで買うか悩む…(まだ家にお香があったので結局買わず)。
逍遥園も行けばよかったな~!完全に家康の墓参りで脚が死んでしまってそれどころじゃありませんでしたが、次回行くときは絶対行きます。14:30参拝終了。
■15:00 憾満ヶ淵
日光のコーヒーが飲みたい!!何故なら水がきれいなので!と前もって調べていた喫茶店の営業日を確認。1軒は本日定休日、もう1軒はgoogle上では営業中だったため向かうと、年末年始休業でした。そういうタイミングだよね。
歩いてると脚が回復してきたので、そのまま憾満ヶ淵へ向かいます。google mapくんを起動し、自然と住宅街が密接した静かな道を歩くこと20分程度で憾満ヶ淵へ到着。
数えるたびにお地蔵様の数が異なった事から化け地蔵として知られる憾満ヶ淵のお地蔵様。昼頃から曇りはじめ、空も薄暗くなってきていたため化け地蔵と呼ばれるのも納得の雰囲気がありました。
お地蔵様に手を合わせつつ、「ただお…よしえ…ながやす…(適当)ウッ」「お館様…そろそろ。お体に触ります(適当)」とお館様ごっこを一人でしてました。脇を流れる川が力強い。
全然地形がわかってないんですが、朝に見た華厳の滝の水流がここまで落ちてきてるんでしょうか??青くて美しかった。コーヒー飲みたいなあ…。
素敵な時間を過ごしました。ハイキングコースまで出たら来た道をまた戻り、近くのバス停から15:35発のバスに乗車します。
■15:42 補陀洛本舗
電車まで時間があったのでコーヒーを飲みたかったんですが、何故か補陀洛本舗で日光名物のゆばむすびをいただきました。
おこわを湯葉でくるんだ軽食。お昼の湯葉がまだ胃の中で存在感を放っていましたが、日光だし…湯葉食べたいもんな…。コーヒーはまた今度来た時にいただきます。おこわ美味しかった。
のんびりJR日光まで歩きます。(徒歩7分)
駅まで歩く途中のコンビニも消防署も景観配慮でレトロになっていました。
東武日光も駅舎がかわいい。暮れなずむ空に映える山々が美しかったです。
日光駅も街頭が灯り始め、ぐっと雰囲気が出ていました。後ろ髪を引かれながらも日光線に乗車。日光いい所でした〜
■17:10 宇都宮着
陽が落ちたのもあるでしょうが、やっぱ日光より宇都宮の方が寒いわ。ちなみに朝行けたら行きたいなと思っていた大谷資料館は定休日でした。それ以前に営業時間はとっくに終わってますが。次回行く。
ゆばむすび食べてしまったせいで全くお腹空いてなかったんですが、宇都宮来て餃子食べないのは無いだろう!と駅ビルのパセオをぶらぶらしてなんとかお腹の容量を空けます。
■17:30 宇都宮みんみんステーションバル(JRホテルメッツ内)
事前に調べた情報によると、ホテルメッツ内の店舗が他店よりも空いていて穴場とのこと。宇都宮がかなり寒かったので、駅ビル直通で移動できるこちらの店舗へ。普通のみんみんが隣にある事に気付かずにステーションバルに入ってました。
ここで本日初の飲酒。歩き疲れた体にビールが沁みる。お腹がまったく空いてなかったので餃子1人前のみ食べました。うまい!!!うまい!!!!みんみんはチェーン店なので宇都宮餃子感が…という意見もありますが、美味しかったです…。美味しかった…。餃子って最高の食べ物だよね、餃子とピザはマジで毎日食べれるし、一回食べるとしばらく食べ続けちゃうな。
本当は駅ビル内に入ってる青葉も行きたかったんですが、電車を調べると18:05発の新宿湘南ラインがちょうどよかったため、今回はみんみんのみにしました。次回来た時に餃子攻めるぞ~。
■18:05~20:00 宇都宮駅→都内
改札内の土産物店で小さいサイズのレモン牛乳を購入。人生初レモン牛乳。車内で飲みたかったため帰りもグリーン車にしちゃいました。グリーン車利用すると青春18きっぷの代名詞だろう、腰の痛みとか疲れとか縁が無くなりますね。
最後まで栃木を満喫した初・栃木上陸でした。日光いい場所だった。宇都宮も日光もまた来ます。21時前には帰宅。
以上。よい旅であった。
レンキョぬい(よも)の写真をあまり撮ってあげられなかったので気休め程度にグラビアを撮影してあげました。
おわり。